テレの日記

ボクの日記です。お母さんの記録もしています。

転職漂流記〜(再)株式会社にゃんにゃん通信編〜

お母さんの転職漂流記、久しぶりですね。

沖縄を背にして内地に戻ってきたお母さん。さて、どうなったのでしょうか。。。

 

沖縄の就職雑誌社で活躍していたお母さんですが、居場所を失くして

内地に帰ってきました。

 

帰る前に、アパートを探さなくてはならないので、ジイジとバァバに頼んで

事前にネットで探した相模原のアパートの下見に行ってもらい、良さそうだった

のでそこを借り、しばらく相模原に住むことにしました。

 

何で相模原かは忘れてしまったお母さんですが、たぶん家賃が手ごろだったので

しょうね。オートロックなのに 5万円とかそんな感じでしたから。

 

相模原に来たばっかりの時は、お母さん精神的にかなりヤバかったそうです。

離婚して、沖縄に行って、やっと見つけた居場所を失くし、逃げるように

帰って来たのでお母さんは自暴自棄になっていました。

 

今のお母さんには考えられませんが、思い詰めて死のうと思ってたそうです。

毎日、果物ナイフを握って見つめ、泣いて泣いて、前がまったく見えなかった

そうです。

 

電車にも乗れなくなりました。

パニック症候群の一種です。電車に乗ると心臓がばくばくして、閉じ込められる

ような錯覚に陥り、息が出来なくなってしまうんです。なので仕事を探す事自体が

困難になってしまいました。

 

そんな時、相模原のあるショッピングモールのペットショップで、小さい小鳥

と出会いました。キンカチョウの雛です。文鳥の雛と一緒にたった一羽だけ

籠に入れられ、文鳥達と比べるとキンカチョウは一回り小さく、色も自分だけ

白くて文鳥達は黒っぽかったので、突かれてイジメられていました。

 

お母さんは可哀想に思い、そのキンカチョウの雛を買って家に連れて帰りました。

キンカチョウなのでキンちゃんと名付け、お母さんにとって最初の子供になりました。

ボクのお姉ちゃんですね(猫じゃないけど。。)。

 

生きてる時の写真は残ってません。

でも、亡くなった時に埋葬した時の羽を今でもお母さんは大切に持ってます。

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お母さんはキンちゃんに癒され、次第に元気を取り戻し、やっと電車にも乗れる

ようになりました。そして、働く意欲も出て来たので取り急ぎ以前お世話になった

株式会社にゃんにゃん通信の藤沢支店に連絡してみました。

 

当時の方がまだいて、お母さんをよく知る人もいたので早速雇ってもらえたそうです。

ただし、派遣社員なので交通費が出ません。

お母さんは半年住んだ相模原を離れ、キンちゃんと共に藤沢に引っ越して来ました。

 

にゃんにゃん通信藤沢支店で、お母さんはとても活躍しました。

そこで何年働いた事でしょうか。。。次第に実績を評価され、新人教育なども任される

ようになりました。

 

にゃんにゃん通信はコールセンターです。

長く働けば働くほど、コールセンターの知識と経験だけ増えていきます。

しかも、通信会社は自社のシステムやノウハウを持ってるので、コールセンター

ごときで教わる知識は社内でのみ活躍出来るものでしかなく、他では生かせません。

 

5年くらい働いたでしょうか。。。前にいた時と合わせたら、10年?

もうお母さんは何年働いたのか、計算出来なくなっていました。。。

キンちゃんももう亡くなっていて、癒しの拠り所もありませんでした。

 

いずれにしても、元々職人気質のお母さんは、顔の見えない相手に対し、

よく分からない「申し訳ございません」を言う毎日は非常にやる気が

出ませんでした。

 

と、言う事でお母さんは、また転職を決意しました。

にゃんにゃん通信の仕事仲間に相談すると、どうせ派遣なら、にゃんにゃんスタッフ

が待遇いいよと紹介してくれました。

 

お母さんは契約期間満了でにゃんにゃん通信を辞め、紹介されたにゃんにゃんスタッフ

でしばらくあちこち転々としました。

 

外資の医療器メーカー。。。ここは新橋にあり、ドリンク飲み放題のカフェテリア

(無料!)が得点で付いてる会社でしたが、何しろ人間関係が最悪で、お局のオバちゃん

に言いがかりを付けられて勝手にクビにされてしまいました。

 

次がみなとみらいにある、外資のソフトウェアメーカーでのユーザーサポート。

悲しいかなコールセンターの経験があるので優遇されました。

でもここは、デザインソフトウェアの使い方窓口なので、経験者のお母さんには

人にデザインを教えてるみたいで楽しく働いてました。

でも、ある日、日本撤退が決まり、結局1年で契約終了になってしまいました。

 

お母さんは、ここら辺で深いため息をつき始めました。

。。。もう、派遣、うんざり。。なんで交通費自分で払ってまで働きに行かなくちゃ

いけないの。。。なんでこんなに簡単に契約終了で仕事を辞めさせられるの。。

 

お母さんは決意しました。

…正社員!正社員になろう!

 

ずっと自由に生きて来て、その日暮らしで好きな事してればいいやと思ったけど、

さすがに疲れた!再婚する気もない!年も取ってきた!

親もそろそろ心配してきている、まともな社会人にならなければ!

 

お母さんは就職活動を始めました。

そして、新横浜にあるリフォーム会社、株式会社にゃんにゃんリフォームに

転職が決まりました。

 

ちなみに。。。

職種:コールセンターのマネージャー

雇用形態:正社員

ノルマ有り

 

…みなさん、もうお気付きですね?

怪しさムンムンの会社ですね?

 

でも、当時のお母さんは「正社員」にこだわり過ぎて、ちゃんと会社というもの

を見極める事が出来ませんでした。

 

さて、株式会社にゃんにゃんリフォームでの日々が始まります。。。

 

〜転職漂流記 株式会社にゃんにゃんリフォームに続く〜