京急の罠
みなさんこんばんは、テレです!
お母さん、昨日は新作アプリのアイコンデザイン確認とやらで、お家から直行で新横浜事業所まで行き、終わったらシーサイドに戻るというスケジュールでした。
ボク猫なのでお仕事の事はよく分からないのですが、お母さんが頑張ってるのは分かります!大変ですね、お母さん!!
さて先日、仲町台事業所まで行くのにも道に迷ったお母さん。お母さんは筋金入りの方向音痴なので、今回も念入りに戸塚から新横浜までの行き方を事前に調べました。
調べるといっても、なんて事ありません。戸塚からブルーラインに乗れば、嫌でも新横浜に着きます。事業所までの道のりも、スマホのナビで楽々到着です。なのでお母さん、行きは問題なくたどり着きました。
問題は、帰りです。
帰りは新横浜からシーサイドに行かないといけません。新横浜現地で落ち合ったクマさんはこの後そのまま会議に参加し、在宅ワークで自宅に戻るとの事で一緒に戻るわけではありません。
クマさんに新横浜からシーサイドへは何がいちばん早いか聞くと、横浜線で横浜へ出て、京急乗り換えで青物横丁がいちばん良いとの事。方向音痴のお母さんは、自らの選択よりも人の言うことがいちばんと思い、クマさんの意見に従う事としました。
さて、お昼時だったので新横浜のプリンスぺぺでちょっと贅沢にナポリピザランチを食べ、ご満悦るんるんで横浜まで出たお母さん。京急の改札をくぐってホームに上がると、急行が出発直前でした。
慌てて乗り込み、ホッとすると急行なので次は京急川崎まで一直線でした。青物横丁はまだまだ遠いから、これは順調だぞーと思ったお母さんでした。
電車のアナウンスが流れ、出発すると、電車はぐんぐんスピードを上げ、ものすごい速さで走り出しました。
そのスピードときたら!京急の横浜、京急川崎間は住宅の屋根の少し上を走っており、宙に浮いて走ってるように見えます。その宙を猛スピードで走るので、トトロの猫バスに乗ってるかのようで、景色はぐんぐん後ろに凄い勢いですっ飛んで行きます。
なんでこんなに異常に早いんだ!?とお母さんはあっけに取られ、頭の中はトトロの猫バスのテーマが流れ続けていました。
あっという間に京急川崎に着き、また猫バスの速さで走り出した京急。この調子だと、お母さんの病院までもう直ぐ…じゃない、青物横丁まですぐだなーと思っていたらアナウンスが流れました。
「えー…急行品川行き、次は京急蒲田です。お乗り換えは、5番線42分発…失礼しました、6番線24分発…あ、失礼しました、4番線43分発の羽田行き…」
間違いすぎだろっと突っ込むお母さん。アナウンスはまだ続きます。
「…京急蒲田を出ますと、終点品川です。途中、…と……と、青物横丁へおいでの方は、次の京急蒲田でお乗り換えください。5番線46分発の各停品川行きが参ります」
ええええ!?青物横丁って急行止まらないの!?
慌てるお母さん。一度乗った猫バスはそう簡単にあちこち止まらないらしい。お母さんは諦めて京急蒲田で降りました。
さて、5番線乗り換えね。時間は既に42分。46分発だから、4分あるね。降りたホームは6番線。それなら、目の前の向かい側が5番線…んんん!?
お母さんは、向かい側のホームを見て愕然としました。
えええええ!?向かい側は4番線!?なんで5番を飛ばすんだ!!!なになに!?4と6の間が5番のホームって事!?ハリーポッターか!?
お母さんは辺りを見回しました。5番線はどこだ!?階段とか降りて、隣のホームに移動するのか!?…と思いきや、どうやらこのホーム上に5番線はあるらしい。
どこだどこだどこだ!?
お母さんは、ぐるぐる地球のように自転して辺りを見回すと…あったぁぁぁぁ!!!すっごいホームの端っこに、5番線がぁあああ!!
…が、時既に遅し…
46分発各停品川行きは、出発した後でした。。
各停は、この分かりづらい5番線発なのか…とお母さんはガッカリ諦め、トボトボ5番線まで歩きながら、次の各停品川行きの時刻を電光掲示板で見ると、なななんとっ今度は4番線発!!!
ふざけんなぁぁぁっ京急!!!
…お母さんが会社に着いたのは、新横浜を出ておよそ1時間後でした。。。
お母さん…お疲れ様です。