チャラチャラしたメガネ屋の逆襲①

お母さん、昨日は日本料理屋さんの仕事が終わった後、

メガネのおじちゃんからもらったメガネスーパーの株主優待券を持って

メガネスーパー藤沢店にいそいそと出かけて行きました。

メガネスーパーは決算セール絶賛実施中でしたが、ガラガラでした。

お客さんはおばあちゃん一人と、中学生の娘にメガネを作る親子連れだけ。

お店に入ってぐるっと店内を見回していると、30代くらいの男性店員が

ニコニコしながら近寄って来て、お母さんに話しかけました。

店員「何かお探しですか？」

お母さん「メガネ」

店員「…ですよね。。」

この時点でお母さんと店員さんの温度差というか、馬の合わなさが分かりますね。

…何だか嫌な予感がします、ボク。。

メガネ屋でメガネを探してるのは明らかなので、店員さんはどんなメガネを探してるのか

聞きたかったんでしょうね。お母さんは店員さんを無視して安いメガネを探しています。

メガネスーパーは品揃えがあまりなく、しかもダサめでした。

デザインはチャラチャラしたメガネ屋がやっぱり良いようです。

お母さんはその中でもいちばんマシなレンズ込みで25000円のに目を付けました。

すると店員さん、ささっと駆け寄って来て、「それはお得ですよ！型落ちでセール品

ですがブランドものです！」と勧めます。

お母さん、無視して「クーポン券があるんですけど、使えますか？」と聞くと、

店員さん急に笑顔が消えて「…どんなクーポンでしょうか。。セール品なので…」

とテンションが下がりました。

お母さんは「これです」とおじちゃんから貰った株主優待券を見せました。

すると店員さん、めちゃくちゃ顔が引きつって、「あーーー、これ…」と

更にテンション急降下。

どうやら、セール時期なのでたくさん売らなきゃいけないのに、こんなスーパー

割引率高いクーポン券出されたら、藤沢店の売り上げガタ落ちのようです。

でも店員さん、だったら高いの売ってやろうと作戦を変えたようです。

「あの、お客様！こちらの商品はメガネなのにグニャグニャ曲がるという画期的な…」

とフレームだけで35000円もする商品を勧めだしました。

お母さん、すかさず「好きでメガネ作るんじゃないんで。仕方なく作るんで、安くて

いいんです」と門前払い。

店員さん、「あーなるほどなるほど」とお母さんの嫌いな相槌を打ってきました。

客に向かってなるほどって偉そうに言ってんじゃないよと思い、お母さん一気に

不機嫌に。

その後、お母さんが最初に選んだ商品になんとか決め、目の検査もし（メガネスーパーの

目の検査は他店と違ってちゃんとやってると店員は豪語）、いざレンズを選ぶ事になりました。

が。

高いレンズを勧めてきます。

レンズ割引券で1万円も割り引くんだから、高いの買えよと言わんばかりです。

高いと何が違うのと聞くと、設計が違いますよと。設計って何じゃらほいです、お母さん。

で。

まぁいいかと16000円のレンズをえらぶと、今度は保険を勧めてきます。

1万円の保証で3年間効いて、その間破損しても6000円で元どおりになると。

…タダで戻るんじゃないんかいとお母さんは言って、断りました。

すると店員さんムッとして、「普通みなさん加入するんですけどね」と。

この店員、実は株主優待券見せた時からずっとムカつく事を言っています。

検査の時も今のメガネよりももっとよく見えるようにしたいと言うと…

あんまり度を上げると疲れますよ、まぁワタシどーしてももっと遠くが

見たいわってゆうならまぁ、止めませんけどね。…とか。

乱視みたいですけど、なんか、何て言うか、どーしよーかなー、こんな感じで

見えればいいんじゃないですかね、とか。

まぁいいかと思いながら、さぁ会計となった時、店員さんは「お渡しは1週間後に

なります」と。え？1週間後！？今時！？と、お母さんは叫びました。

店員「レンズが特注品ですから」

お母さん「特注品じゃなくていいんだけど。だいたい、こんな高いレンズ要らないの。

                  普通のでいいのよ。普通のないの？」

店員「対して値段変わりませんよ。1週間はかからなくても、木曜なら何とか…」

お母さん「木曜？今日明日中に欲しいんだけど」

店員「今日明日！？ないですよ、そんなの！」

…終わりましたね、メガネスーパー。

お母さん、何も買わずにメガネスーパーを後にしました。

…おじちゃん、ゴメンね。。。とお母さんは株主優待券をくれたおじちゃんに

心の中で謝りました。。

チャラチャラしたメガネ屋の逆襲②に続く