テレの日記

ボクの日記です。お母さんの記録もしています。

生きてる証拠

みなさんこんばんは、テレです!

突然ですが、お母さんの怖い写真をお見せします。

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こ 怖いです!!お母さん!

怖いのでボクのカワイイ写真でちょっと心を落ち着けてください。

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カワイイでしょ?ボク!!!

ボクのカワイさはどうでもいいのですが、お母さんの目、どうしちゃったんでしょうか!?

 

お母さん曰く、普通に歩いてたら急に左目の奥にズキンと鈍痛が走り、10分くらい痛いなーと思ってたら痛みが引き、なんとなく熱を持った感じになったとの事。家に着いて鏡を見たら、ビックリ仰天こんな目になってたそうです。

 

ネットで調べると、結膜下出血というもので、よくある事のようです。付ける薬もないので治るまで10日くらい自然放置するようなのですが、痛みを伴う場合は病院に行けと書いてあります。

 

短い時間だけど痛かったし、なんとなく熱も持ってるし、病院に一応行ってみるかと思い、お母さんは次の日、眼医者に行きました。

 

病院に行くと、先生の診察前にいろいろ検査されました。視力、眼圧検査、眼球の中の写真を撮る…などなど、ご立派な検査を30分もやって、やっとこさ診察になりました。

 

名前を呼ばれ、お母さんが診察室に入るなり、おじいちゃん先生はお母さんの真っ赤な目を見て、指を指して笑いました。

 

「あ、やっぱね。問題ないから、それ。生きてる証拠だから」

 

生きてる証拠!?

お母さんがびっくりしていると、「まぁ座って」とおじいちゃん先生は言い、説明を始めました。

 

「あのね、人間はね、生きてるとね、毎日体中どこかしら毛細血管が切れるものなの。眼はね、眼球が白いし面積が狭いから、毛細血管が切れると派手に目立つだけで、ただ毎日切れる毛細血管が目で切れたってだけ。生きてるって事だからね、なーーーんの問題もないの!」

 

…はぁ

 

「よくね、ドクターが来るんだよ、脳外科とかのね。脳外科なんて目の構造なんて分かっちゃいないから、それはビックリして僕のとこに来るわけ。先生!これはきっと脳の病気の前触れだと思うから、調べてくださいってね。それで僕ね、今のとおんなじ説明するとね、なんだそうかって言ってね、2度とこないよ。あはははは」

 

…はぁ

 

「稀にね、あなたみたいに痛みを伴う人もいるみたいだけど、気にしなくていいから。その感じだと、10日くらいかな、治るの。気の毒な人はね、眼球ぐるっと赤くなっちゃったりしてね、そうなると1ヶ月くらいかかるかなー」

 

…はぁ

 

「そういうわけでね、付ける薬も無ければ治療方法も無いからね、ほっといていいよ。一応検査もしたけどね、中には気にする人もいるからね。でも検査結果もなんの問題も無いから。強いて言えばドライアイだけど、35過ぎるとね、ドライアイになってくるのが人間だからね、水分減ってくるから。どうしても薬が欲しいなら、潤いの目薬出しとくけど、いる?」

 

…いえ、いりません

 

「ああ、あとね、これ一回切れると何度も同じ場所で切れるからね。僕もそうだけど。でも別に平気だから。生きてるって素晴らしいって事だからね。というわけで、二度と来なくていいよ。今日もね、これで6人目だよ、あなた入れて。全員にもう来なくていいって言ってあるから。…はい、じゃあお大事に!次の方ー!」

 

 

呆気にとられるお母さんでしたが、そこまで太鼓判を押されては、もう気になる理由もありません。ただ…

 

診察料が3000円!生きてる証拠の証明に3000円掛かったのかと悲しくなるお母さんでした。それなら診察してから、検査するかしないか聞いてくれー!

 

昔からキャッシュレス派のお母さんは、今時現金で払っても何の得にもならないのに、小さい病院なので仕方なく3000円を現金で払い、特にポイントも付かないんだよなー…とブツブツ言いながら帰って来ました。

 

でもお母さん、何ともなくて良かったですね!ボク、お母さんが何ともなくて嬉しいです!

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